
無限会社スタプラコラボ
建設業界で女性が活躍!業界イメージを変える新たな部署をえびちゅうが潜入調査
「建設会社」と聞くと、「男性が多い職場」や「肉体労働」というイメージを持っている人も多いのではないだろうか。しかし今、とある建設会社では女性社員が大活躍しているという。その現場を私立恵比寿中学の2人が直撃!!その仕事内容とはいったいー?[Presented by 永井建設]
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建設会社の仕事場へ!
噂の現場にやってきたのは、私立恵比寿中学の出席番号11番・小林歌穂と、15番・風見和香。建設会社の取材ということで、作業着とヘルメット姿で登場した2人。早速本日の取材場所「永井建設」へと向かうことに。

左:私立恵比寿中学・風見和香
永井建設は千葉県鎌ケ谷市と、東京都日本橋に拠点を置く総合建設会社。
一般土木工事をはじめ、大型物件の外構工事を通じて舗装工事や水道工事、下水道工事を行っている。

そんな永井建設の仕事をお手伝いしようと気合十分な2人だったが、待ち構えていた永井さんはまさかのスーツ姿で登場。そして案内されたオフィスではパソコンに向かって仕事をしている人がほとんど…。
この場所こそが、作業着もヘルメットもいらない、永井建設のADDY(アディ)事業部だ。

謎の色塗り集団?!ADDY事業部とは
未経験でも活躍できる理由
さっそくADDY事業部で働く方のパソコンを覗かせてもらうと、何やらカラフルな図面が映し出されており、塗り絵のように次々と色を付けている。
永井さん「実はADDY事業部の一部のメンバーは、パソコン上で図面に色をつける色塗り集団なんです」


色を塗る目的はもちろん、図面を可愛く仕上げるためではない。
実はこれ、どのくらいの金額で施工が可能なのか、色を塗るだけで工事費がわかるシステムなのだという。
素材や部材ごとに色が決まっており、図面上に色を塗るとその面積に応じて費用が自動的に算出される仕組み。
以前は図面を見ながら材料費や人件費、機械費などをそれぞれ計算して工事費を出していたが、工数が多くかなり時間を割かなければいけない作業だったため、一発で算出できる革新的なシステムを開発したそうだ。
建設業界未経験でも挑戦できる仕事であることに加え、肉体労働でもないため、別業界から未経験で入る女性も多いとのこと。1か所でも塗り間違いがあると金額が大きく変わってしまうが、その責任感がやりがいにもつながっている。

ADDYのもうひとつの顔
ADDY事業部が担うもうひとつの役割が、工事のコンサルティング。工事中にトラブルが起こりそうなポイントを現地で調査して、施工会社(ゼネコン等)に工事計画のアドバイスなどを事前に行うというものだ。

例えば学校近くの道路で目にする「スクールゾーン」の表記。スクールゾーンでは特定の時間帯で車両の通行が禁止されることがあるが、工事現場がその付近だと車で現場に行けない時間ができてしまう。この場合は工事の時間をずらしたり、車両での運搬が必要ない作業を先に進めることなどを進言するという。
スクールゾーンは図面に記載されないことが多いため、現地調査は工事をスムーズに行う上で欠かせないステップなのだ。
ここでクイズ!こんなときどうする?
下の写真は、実際に永井建設がコンサルティングを担当した工事現場の写真。
赤枠で囲まれた部分を掘って黄色と青の点線部分に水道管を通す工事だったということだが、実際どのような提案を行ったのだろうか。

まず注目すべきポイントは、周辺に何があるかということ。
道路沿いには駐車場を備えた店舗があり、車で店舗を訪れる人もいることが予想される。
一方、赤枠の部分は道路の8割ほどを占めていて、歩行者や自転車は通れても車は通行止めにしなければいけないことが考えられる。
この場合、一番困るのは店舗の関係者。ということで、工事の時間帯を店の営業時間外の深夜にすることを提案したそう。

イメージにとらわれない職場へ

ADDY事業部の仕事を見て、建設業界の仕事のイメージが多少なりとも変わったのではないだろうか。
調査を終えた2人も…
風見「建設というとトントン建物を作るイメージしかなかったので、こんなに裏で責任を持って仕事をしてくださっている方々がいることを初めて知りました」
小林「皆さんの努力のおかげで暮らせているんだなと思いました。次から街を見る目が変わります」
性別や経験に関係なく、誰もが活躍できる業界へ。永井建設では今後も積極的に女性の採用を進め、働きやすい環境の整備を進めていくとのこと。「肉体労働のイメージだから」、「男性社会だから」といった古いイメージは取り払って、未経験から新たなチャレンジをしてみては?

【調査先】
永井建設株式会社
公式HP:https://nagaikensetsu.jp/