俺、商談に来たんだっけ?

松重見聞録


俺、商談に来たんだっけ?

家具関連事業者が200社以上ある福岡県大川市で、木が大好きな松重豊が木工家具の世界を深掘り。大小様々な工場を訪れ、思わず職人たちが驚くような「木工マニア・松重豊」が顔を出す。ランチタイムでは大川でしか食べられない魚料理を堪能、旅のラストには木工体験に没頭する場面も。[Presented by 福岡県大川市]


松重見聞録ダイジェスト

特集「松重見聞録」の動画の見どころをご紹介します。


旅の始まりは、フォトジェニックな街のシンボル

福岡県南部に位置する大川市。ここは全国有数の家具の街として知られている。家具関連事業者の数は300以上もあり、街を歩けばそこかしこに工場やショールームを見かける。「木が大好き」と家具に並々ならぬこだわりを持つ松重は、今回合計5つの工場を巡る。

筑後川にかかる真っ赤な橋「昇開橋」

工場ツアーを始める前にやってきたのは、街を代表する観光スポットでもある「昇開橋」。福岡県大川市と佐賀県佐賀市を結ぶこの橋は、1935年に国鉄佐賀線の鉄道橋として架設された東洋一の昇開式可動鉄橋で、廃線後は遊歩道として親しまれている。

橋の中央はエレベーターのように昇降する仕組み。大きな船がやってきても通行できるようにこうした仕組みが考案された。

工場めぐりスタート!そこはまるで「家具のテーマパーク」

工場めぐり1:家具作りの玄関口

松重がまずやってきたのは、家具作りの玄関口ともいうべき製材所。高田製材所は樹種の取扱数・世界一を誇る会社で、その数はなんと250種以上。木材は切り倒してから乾燥させないと使えないが、その方法や期間、カットの仕方に至るまで、木の種類に合わせて変える必要があるのだとか。

左)高田豊彦社長

サンプルルームでは珍しい木の数々に触れて、硬さや重さ、質感などの違いを体感。これだけの種類があればきっと「推しの木」が見つかるはず!ちなみに松重の推しの木は…?

約250種類の板サンプル

工場めぐり2:レトロに浸る工房

続いてやってきたのは、なんともおしゃれなショールーム。「アンティークなのか?今の家具なのか?ちょっとわからない」と探索していると、家具職人・中山さんが登場。ここ、ナカヤマ木工は北欧のスタイルを取り入れたレトロモダンな家具が特徴。無垢材を使用しているため、経年変化も楽しめるのだという。

工場では「ほぞ組み」という伝統的な技法を使った製造工程や、木材の傷をアイロンを使って修復する作業を見学。中山さんが家具職人になった頃のエピソードにも注目だ。

代表・中山貴裕さん

工場めぐり3:“新しい”が集まる場所

次の工場「広松木工」は打って変わって違う雰囲気。大きな建屋に最新式の機械も…工場ごとに特色が全く異なるのが大川市の家具産業の魅力だ。広松木工の特色は、商品のジャンルも幅広く、多くの新人職人が活躍中という点だ。

20代の女性職人も多い広松木工。「どうして家具職人を目指したの?」と志望動機に興味津々の松重

さらにショールームを覗くと斬新なデザインの家具がずらり。年に一度、全員が応募可能な社内コンペが開催され、面白いアイデアがどんどん商品化されているのだとか。

その中に面白いチェストを発見!このチェスト、実は秘密があって…?

工場めぐり4:国内最大規模のあの家具

木材が豊富な大川を象徴するような家具店にやってきた。ずらりと並んでいるのは全て一枚板、日本最大規模の「一枚板テーブル」専門店・アトリエ木馬だ。
大好きな木を存分に感じられる空間で気持ちが昂ったのか、松重は撮影スタッフもわからないような専門的な質問を始める。スタッフたちが呆気に取られていると、しばらくして「俺、商談に来たんだっけ?」

マニアックな質問の数々に…
一枚板をレジン(樹種)でコーティングした美しいデザインの商品も。

あまり目にすることのない一枚板の製造工程を見学。一枚ものだからこその難しさやこだわりを見聞きし、さらにはレジンを使った特殊な加工も特別に見学させてもらえることに…!

工場めぐり5:木工体験

ツアーの最後はお土産に良さそうなアイテムを発見。木軸ペンを自分で作る体験ができる工房・MU Factoryだ。実はここには珍しく希少な樹種がずらり。他の家具作りには使えないような小さな端材や、使われなくなった家具のうち価値の高い木で作られているものなどを有効活用しているそうだ。

木軸に使う木の種類を選ぶところからスタート。松重が選んだ木は?

木が決まったら、木工旋盤で好きな形に削り出していく。無心で削った後は、サンドペーパーで磨き、蜜蝋ワックスを塗り込んでツヤを出していく。手作業が好きな人にとって、心踊る時間になること間違いなしだ。

無心で作業すること30分、どんなペンが出来上がるのか?

大川でしか食べられない珍魚

ランチ休憩では明治創業の料亭・旅館「三川屋」へ。大川でしか食べられないという珍しい食材もふんだんに使われている「有明海郷土料理会席」を楽しむことに。
大川市を流れる筑後川は遠浅の海・有明海に注いでいる。汽水域(淡水と海水が混じり合う水域)もあることから、多種多様な魚介類が楽しめるのだ。

お品書きには「川アンコウ」の文字も。川アンコウの正体とは…?
初夏のみ解漁となる幻の魚「えつ」は大川でしか見ることができない。

見て、触れて、家具を選ぶということ

旅を終えた「大川の人たちがいかに木を愛してきたという歴史が、この街には詰まっている」と振り返る松重。木が好きな人はもちろん、木に関心がなかった人も、職人の思いが息づく空間を見て、実際に触れて、家具を選ぶ経験をしてみると、一生物の出会いが待っているかもしれない。

▼大川の家具作りを体感できる「家具旅」

特設サイト:https://www.okawa-kagu.net/kagutabi/