初のコラボ商品開発【松重豊×レザー専門店HERZ】

松重見聞録


初のコラボ商品開発【松重豊×レザー専門店HERZ

今回は番組初となるコラボ商品開発編。東京・表参道に本店を構える人気レザー専門店「HERZ」で松重豊全面監修の元、機能性抜群のオリジナルバッグを開発する。松重が「眠れなくなるほど悩んだ」というアイデアとは?2か月の試作を経て完成したバッグの全貌を公開。


松重見聞録ダイジェスト

特集「松重見聞録」の動画の見どころをご紹介します。


レザー専門店「HERZ」人気の秘密

表参道駅から歩いてすぐの場所に店舗兼工房を構えるレザー専門店「HERZ(ヘルツ)」は、革好きたちには言わずと知れた人気の店。実は松重もプライベートで系列店を訪れたことがあり、今回はその時に購入したリュックを携えてやってきた。

背中にはヘルツで購入した私物のリュックが。

商品は500型以上!革好きには夢のような空間

店内には様々な形の商品がずらり、一歩足を踏み入れた瞬間から革の香りに包まれる。これまで500型以上の商品を世に送り出しているヘルツ、職人たちが「こんなものがあったらいいな」を次々と形にしていくためどんどん商品が増えるのだとか。

革は「エイジング」と言って使い込むほどに艶が増し手に馴染んでくるのが特徴。数年使用されたサンプルのかばんも展示してあり、その質感の違いを手にとって感じることもできる。普段使い用のかばんはもちろん、ちょっと意外な商品も…?

案内してくれた根津正伸さんは職人歴40年。工房一のベテランで手がけた商品は100型以上。

「作り手の想いを大切にする」ヘルツの工房ならでは特徴

店舗の奥には工房が…!商品数の多いヘルツは在庫を抱えられないため、注文に応じて毎日違う商品が作られている。製造工程の最初は「裁断」、最大3.5ミリという分厚い革をカットするこの工程はベテラン職人たちが担当する。無駄が出ないよう効率よく裁断することはもちろん、革は1枚の中でも部分ごとに表情や性質が異なるため、どこでどのパーツを取るか、商品の完成図がしっかりと頭に入っていないと出来ない難しい作業だ。

この日裁断作業をしていた人物、実は… !?

工房でもっとも特徴的なのが、裁断後の製作は1人の職人が完成まで一貫して行うこと。作業の効率化のため工程ごとに分業するのが一般的だが、革を漉いたり糊をつけたりという細かい準備作業から縫って組み立てる作業まで、1人が全てを担当する。これは「作り手の想いを大切にする」というヘルツの理念からのこだわりだ。

工房には20〜30代の職人が多く、若いうちから実践を通して腕を磨いていく。

いざ、開発会議。アイデアが止まらない!

店舗と工房を見学した後、商品開発会議がスタート。担当してくれるのは職人歴40年の根津正伸さんと、職人歴12年の西邑和哉さんの2人だ。

左:根津さん、右:西邑さん

松重が今回考えてきたのは、かゆいところに手が届く機能満載のトートバッグだ。かばんに入れたい私物を全て持参し、「ボトルホルダーをつけたい」「自立する作りにしたい」「ポケットをたくさんつけたい」など要望を余すことなく職人に伝えていく。
さらには“あるとっておきの工夫”を施すことで「2way」で使えるかばんに仕上げたいという松重。これまでヘルツにはなかった形に、2人は頭をかかえる場面も…?

開発会議は2時間以上に及んだ!

革なのに?こだわりの機能性バッグが誕生

職人たちは試行錯誤しながらサンプルを製作。松重は劇映画「孤独のグルメ」の公開キャンペーンなどで忙しく全国を飛び回りながらも出来栄えをチェック、意見を交わしながら試作を繰り返すこと約2か月。ついに職人たちも納得のいく形ができたと、完成品を持って松重の元を訪問した。

2in1トートバッグ「mattigeトート」

完成したのは、松重の要望を全て実現したトートバッグ。中にはインナーバッグがついていて、取り外してショルダーバッグとして持ち運ぶこともできる「2in1」のバッグとなった。
お披露目されたかばんを実際に使ってみて「完璧です!」と喜びが抑えきれない松重。根津さんは「試作1号でいいものができたと思ったが…」と制作秘話も暴露?

番組オリジナル「カメラ型パスケース」も

レンズ部分に面白い仕掛けが…

トートバッグ以外にも、「松重見聞録といえば、松重さんのカメラということで…」ともう1型商品を作ってくれていた。初めての番組オリジナル商品ということで、撮影スタッフもとても嬉しくなったのだった。

かばんの全貌は下記のクラウドファンディングページで公開。販売期間は2025年7月18日までで完全受注生産となる。

関連クラウドファンディング

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